地平線の先まで広がるパッチワークのような花畑や穀物畑が、
まるで天国みたいな感じだ。
7月にはこの花畑全面が満開になるのだ。
その花畑やCMで使われた絵になる風景があるのが富良野や美瑛で、
この2つのエリアは車で35分程で近い。
中でも一番のおすすめは「フラワーランドかみふらの」だ。
富良野地方最大規模の花畑で、丘になっているので見晴らしもよく、
平野にある花畑よりも花畑を背景に入れて撮影しやいところも魅力。いわゆるインスタ映えがめちゃくちゃできるスポットだ。
広い園内を遊覧車トラクターバスというトラクターが列車のような車をひいている乗り物がゆっくりとまわっているから、これに乗って花畑を見て回ると、高位置の目線から園内を屋根付きで爽やかな風を感じながら移動できる、とても満足度の高いスポットだった。
この畑の他にも、ラベンダーだけのランベンダー畑も有名。
富良野や美瑛の広大な花畑を巡って1日過ごすのは、まるで夢心地のような気分だ。
点在する花畑は入場無料のところばかりという点もすごい。
美瑛にはCMで使われた絵になる風景がいくつもあり、地平線の先まで波打ちながら穀物の種類によって緑の色の濃さの違う畑がパッチワークのように広がっていて、まるでアメリカとかの大農園のような感じだった。
さらに見所は、Macのデフォルトの壁紙で有名になった「青い池」があるところだ!
この青い池はいつでも青いわけではなく、晴天の太陽が高い位置にあるときにとても青くなる。
曇っていたり、日が傾いていると青くならない。また前日に上流で雨が降ったというときも濁ってしまうようなので、行く際はその点が注意だ。
乗馬も楽しめる!
乗馬ができるところも点在している。
私が利用したところは森の中をホーストレッキングできるところで、
トレーナーさんの馬が前を行き、私の馬が後ろをついて行く形だった。
トレーナーさんは後ろを向きながら、森の植物についてや馬についてガイドしながら馬に乗れるスゴ技の持ち主だった。
私の乗った馬は食いしん坊で、トレーナーさんにダメだよって注意されながらも、隙を見て、顔の近い位置に雑草が来るとすぐにハムハムと食べてしまっていた。
食べすぎになるとダメっていう点と、馬に合う草というのがあるということで森や道端に生えている草を食べないほうがいいんだとか。
馬舎に戻って横に並んで記念写真を撮る際も、1枚目撮影するときに顔を私の方に寄せてなついた感じで撮影してくれたけど、次の2枚目撮る前の隙に、横にたんと置いてある牧草をむしゃむしゃ食べていた。
乗る前はギクシャクしている感じだったけど、
森に出る前にトレーナーさんに乗り方をトラックを数周して教わり、そして森を通って戻って来る頃には、なついてくれていたのが嬉しかった。馬もなつくのだなぁと思った。
旭川・旭山動物園
空港のある旭川の見所はテレビで何回も紹介された旭山動物園だ。
動物の生態を重視した施設設計の工夫がされていると話題。
数種のフラミンゴ、ペンギン、白くまなどが印象的で、
ペンギンは、頭上を通る透明な水路も設計をされているところもあるので、空を背景にペンギンが泳ぐ姿を撮影できて、まるで空を飛んでいるようなペンギンを見ることができる。
映画「空飛ぶペンギン」はこれをパッケージ写真にすればよかったのになーと思った。
チーターが頭上の網に寝そべっていて、チーターの肉球を観察することもできた。
テレビでは旭川の名前をよく聞くから、旭川を見るだけで1日スケジュールが埋まってしまうのではと思ったけど、全然そんなことはなくて、半日もしないで動物園は回れてしまう。
だから動物園を見た後は車ですぐに富良野や美瑛へ行くのがよい。
日程は?富良野・美瑛に日帰りできる?交通手段は?
東京から日帰りは弾丸旅行となるが、1泊2日にすれば富良野・美瑛が堪能できる。
2泊3日にすれば旭川も入れてゆったりできる。
旭川空港から旭山動物園へは富良野や美瑛とは逆方向へ行くので、1泊しかできない場合は動物園へは行かずに富良野と美瑛を堪能するのもあり。2泊3日で動物園に行かない場合は、富良野・美瑛、その先のトマムまで足を伸ばしてもいいかもしれない。
これらのエリアは電車やバスが利便性よく通っている訳ではないので、空港でレンタカーを借りるか、タクシーで移動という形になる。
北海道の人は車を飛ばすというのを行く前に下調べして知っていたが、これは本当だった。後ろにピッタリつけられて急いでいるように感じたら、路肩に寄せてさっさと通してしまうといいだろう。
どこまでも続く地形線を見ながらドライビングするのも楽しい。
北海道はでっかいどうだった。
富良野や美瑛のグルメ
そして食べ物も美味しい!
「チーズ工房」でのピザやクリームチーズのアイスや、道の駅で食べたとても大きなアスパラガスの揚げたのや、
花畑のあった採れたてのトウモロコシや、大きなトマト、ソーセージセットなど、
どれも美味しかった。
珍しいのだとラベンダーゼリーやラベンダーソフトクリームなんかもあった。
おみやげに迷ったら
お土産は迷ったら空港でロイズの生チョコを買ってかえるといい。
とても美味しいから自分用にも買うといい。
服装
服装は、7月の北海道は意外にも涼しいわけではなかった。
大地に照りつける太陽が意外と暑いので、帽子や日傘やUVカットの薄手のカーディガンを持っていくといいだろう。
しかし東京のように蒸し暑いわけではないので、日影に入ると比較的涼しい。
また、雨が降ると肌寒くなるのでカーディガンがあるのがベストだと思う。
参考になったガイドブック
るるぶでは札幌を含む「るるぶ札幌 小樽 富良野 旭山動物園」に詳しい情報や写真が掲載されている。
るるぶより分かりやすい地図や、切り離せる「旭山動物園ガイド」「北海道のおみやげBook」、見やすい花カレンダーなどがついていて、「るるぶ札幌 小樽 富良野 旭山動物園」にはない情報や見やすさがあったので、こちらも購入して参考にした。
「るるぶ 北海道」や「るるぶ札幌 小樽 富良野 旭山動物園」も本屋さんで立ち読みして見比べたけけれど、
富良野や美瑛の案内の見やすさや、知りたい情報の載り具合、写真の魅力などが「るるぶ札幌 小樽 富良野 旭山動物園」のよかったので、この2冊購入となった。
*これらのガイドはミニサイズも出ている。
*レンタカーなどで移動するなら荷物が気にならないので見やすい大きいサイズでもあり。
*上記のガイドブックに関する情報は今年のバージョンでも同等ものとは限らないのでその点ご了承ください。