Miyaの書斎

読書や映画や使ったもの感想を中心にまったりモフモフ書く。

【簡単&テキトーにできる】破けたシーツを補修する方法【でも寝心地はよいままに】

フラットシーツ シングル 綿100%

シーツって破けるんですね。
ってことで、今回は破けたシーツを補修してみた話。

長年使うとシーツは破ける

確か買って5年くらい使ったと思います。ちょうど真ん中のところが、破けたというか裂けました。一度避けると裂け目に触れただけでどんどん裂け目が大きくなっていくっていう。
買い替えないとなーと思いつつ、あまり出かけたくない気分と、縫い物したい気分が重なって、繕えばいいんじゃない?とか思ったのですが、触るだけで、どんどん穴が大きくなるので、縫ってるそばから裂けるんじゃ?と思い、どうしたものかと、よくよくみてみると、裂けたところ周辺、つまりシーツの真ん中全体がうすいガーゼのようになっていることに気づきました。このままマスクでも作れそうなほど。(笑)
シーツではなくマスクに転用しようか?とも思ったのですが、そうこうしているうちに、もう一枚の同時期に買ったシーツも同じように破けて、ええ!?と思って。これは近いうちに同時期に買ったものどれもがこうなるかもなと思い、そうしたらつまりシーツが全滅・・・(笑)やば。

人はなんらか作業がしたくなる時がある

そこで考えました。破けたシーツをまたシーツとして使う方法を。
いや、そうですよ、買えばいいんですよ。でもたまにあるじゃないですか、なんか作りたい気分とか、作業的なことしたい気分。貧乏くさいとかいうそういう話ではなくて。なんかそういう作業したい気分。
あの明石家さんまさんだって、大金持ちですけど、休みの日なんかは、家で着古したシャツをミシンで適当に塗ってティッシュカバーを作るのが趣味だっていう話ですよ(ご本人がテレビで話していたのを何回か聞いたことがあります)。なんかそういう黙々と作り出す作業がしたくなるそうですよ。
つまりそういうことです。

布の破れにはいくつか補修方法がある
〜どの方法がいいか〜

繕う

1つは「繕う(つくろう)」って方法ですね。繕いの方法にもいろいろな種類がありますけど、一番簡単なのは、裂けたところの端と端を適当に拾って縫い合わせる方法ですね。他にはまるで穴がどこだったか分からなくする「かけはぎ(かけつぎ)」。似た色と太さの糸で、縦糸、横糸と繕う生地と同じように穴の部分で織りを再現する方法。これはすごいですよ。どこだか本当に分からなくなりますから。けどシーツの布に使われている糸の細さで織ってくのって、結構大変だし、かけつぎはちょっと技術が必要。
なにより、シーツの真ん中部分の広範囲がすでに薄くなっているので、穴を塞いでも、近くの別のところがまた裂けて穴が空く恐れがある。ので、今回は繕いは却下。

パッチワーク(アップリケ)

もう1つは別の布を当てがって縫い付けて穴をふさぐ「パッチワーク(アップリケ)」の方法。
すでに布が薄くなっているので、布をあてがえば補強にもなっていいんじゃない?ハート型とかクジラ型とかに切った布をさーって思ったけど、、うーん、寝心地悪くなりそうじゃない?凸凹して。それに、どれくらいの範囲当て布をすればいいかも分からないというか、そういうの検討をつけて、やっとこパッチワークできたのに、すぐにまた穴開いたらショックじゃん。これもダメだ。
全体をパッチワークだけで作ったシーツや布団カバーが世の中にはあるのは知っているけど、母が昔それで一度作ったことある—あれはなんのカバーだったかな?マクラだったかも。それが縫い目部分が多くて、気になってよく眠れなかった記憶。だから却下。

刺繍

破けの補修で検索すると刺繍も一案として上がってきた。うちには刺繍糸がいっぱいあるから、いいかも!かわいい刺繍にしてさ!刺繍の光沢のあるツヤツヤしたカワイイ感じいいよね!—とか一瞬思ったけど、いやいや、ダメだ。刺繍こそ、凸凹ができるし、範囲広いとべらぼうに疲れてしまう。ひと針の少しの違いでニュアンスも違ってくるし、その出来栄えに心が左右されることにもなりたくない、そしてなにより、そうやってひと針ひと針縫ったのに、さっそくとその端から破けてきて—そうなったらショボボんどころじゃないじゃん。あ〜ん(泣)っていう。そんな徒労に終わることにはなりたくない。それにガーゼの1層ほどしかない厚さのところへ刺繍って。刺繍したそばから避けるわ。それに糸の引き具合も気を付けなきゃいけなくて、作業もしんどそう。却下。

縦半分に切って、元々端だったところ同士を縫い合わせ

シーツをじーっと観察していると、端の方は買った時のままの厚さだということに気づきました。
((あれ?これって、この両端同士を縫い合わせたらいいんじゃね?裂けたところがちょうど真ん中で縦に裂けてるし。本当にちょうど真ん中なら・・・))
そう思って、シーツを縦に半分にしてみると、なんということでしょう、本当にちょうどシーツの縦半分のところが裂けていたのです。しかも縦に。だから裂けたところの続きの上下もそのまま縦にシーツを切れば、その思いついたことができそうです。
フラットシーツなので、折り返し分、布のあまりが余分にあり、縫い代(約1cm。服とか小物とかでは5mmとかでする場合もありますが、狭いので縫う時にそこそこ神経を使います。今回はダラ〜となんとなくしたい作業なので約1cmで適当な分)をとっても大丈夫そうと思い、今一度シーツの幅とお布団の幅を確かめて、どれくらい余分があるか見ました。十分に幅のあまりがあることが確認できたので(といっても目視で今回は測りもしませんでした。ざっくりで、適当でもできちゃう—そんなのがよかったから。)、この方法に決定!

具体的なやり方
  1. シーツを縦半分に折って切り込みを入れ、手で裂く
    手で裂けない布の場合はハサミで切った方がいいですが、裂ける布の場合は、この方法で切った方が布の特性でまっすぐに切れます。それにとっても楽で、切り口から短い糸がポロポロとほつれ、こぼれ落ちてくるということもなくていいです。
  2. 元々端だったところ同士を重ねて、ミシンで縫う
    私のフラットシーツは、布の織りいっぱいで作られているようで、左右は折り返して始末してあるものではなかったので、折り返してあるところを縫い合わせてたら、より凸っとなるかも・・・という心配がありませんでした。
    もし端の処理を折り返して縫ってあるタイプだったら、それをほどくか、切り落とすか迷っていたところでした。
    待ち針で等間隔で留めて(手のひら1つ分ごとくらい。適当で。)から、ミシンの押さえ金の端とシーツのその端が揃うところで縫っていきました。
    折り返しミシンもして、ここはそこそこ真面目にミシンをかけました(笑)
  3. シーツの新しい端(元々真ん中だったところ)を縫う
    切りっぱなしだとほつれて糸がとめどなく出てくるし、ガーゼ状に薄くなっている部分なので、なんらか処理する必要があります。
    5〜1cmでアイロンで折りグセをつけてから縫うというのが、端の処理の王道ですが、ガーゼ状になって、部分的にすでに破けているところをアイロンで織りグセをつけるというのは、想像しただけで、ウェ〜って感じなので、
    ミシンのジグザグ縫いで簡単にちゃちゃっと端の処理を済ませました。こんなんで大丈夫かなーと思いましたが、洗濯するときにこれからはネットに入れて洗うことにしたのと、次のような処理をしたので大丈夫です。
  4. ジグザグ縫いしたところの端に出ている糸を切り落とす
    こういう作業が案外大事だったりします。糸ってちょっと出てると、そこからほつれてくるので、ジグザグ縫いしてかがってあるところも、そこから飛び出している糸たちを裁ちばさみで、ジグザグ縫いの糸は切らないように、シーツの布からほつれ出ている糸だけを切り落とすように慎重に、でもギリギリのところで切り落とすようにしました。

出来上がり。

縫い合わせたところを、どちらか片方に折りたおすか、両サイドに開くかしてアイロンがけしてもいいですが、そんなの洗濯したらすぐに分からなくなります。いや、アイロンがけした上で、それをさらに縫い付けてもいいですけどね、そこまでする?っていう。それに今回はその縫い目部分が気になって寝心地が悪くて使い物にならなかったら、結局それも無駄になるし、なにより適当になんとなく作業したかっただけなので。それはしませんでした。

 

端と端を縫い合わせて寝心地が悪くならないか?

補修する前から気にしていたのが、真ん中に縫い合わせたところが1本通ってて、その凸凹が気になって、寝心地悪くならないか?ということ。検索してもやってみた人の感想が出てこなくて・・・。それで一か八かやってみることにしたのですが、
結果は、気にならない!でした。
お布団に入った瞬間も別に真ん中に縫い目があると気に留めることがなかったです。なぜならパジャマを着ているから。そりゃそうです。でも想像の時点ではそこまで思い浮かびませんでした。パジャマのシワでできる凸凹の方が大きくて、その下に薄く通る一筋の縫い合わせの凸凹なんて、気にならないというわけなのです。なんだー、そっかーっていう(笑)取り越し苦労というか、取り越し心配不安だったという訳です。

なので、もしシーツが裂けたよ、どうしようって人は、この方法をやってみるのも一理ありです。


そんな感じかなー。