マットリップが気になってて「メイベリン ニューヨーク MAYBELLINE NEW YORK SPステイ マットインク」のコーナーができてたから試してみた感想メモ
使用感
良かった点
すごい発色!
思わずWow!って言って笑っちゃった。フフッていう。まさしくマット、マットリップ。それだけに唇のフチを綺麗に描いていかないといけないという緊張感が走る。急いでいる時には使えないなって感じだった(マットリップってどれもそうだろうとは思うけど。)
そういう点でいうとオペラのリップとかは朝急いでる時でも、外出先でさっと塗り直す時でも、いい感じに仕上げてくれていいなと思う。けれどまぁ、これは趣旨が違ってマットリップだからしょうがないかなとも思う。
乾燥しない
マットリップに対するイメージだった、乾燥してバサバサになる・唇が荒れるっていうのがなかった。唇が荒れなかったのも意外だいった。唇が荒れるからマットリップいいなとか思っても試すことすらもうしないって感じだった。進化したんだなー。でも1日とか毎日とか使い続けたら荒れてくるかもしれない。そこは分からない。
落ちない
紅茶を飲んだり、1回食事をしたりでは落ちなかった。落ちなかったというか、塗り立ての感じはなくなったけど、それでも色はそこにはっきりと綺麗に止まってるって感じ。若干光沢みがなくなったかなっていう。マットリップなんだから光沢はないのは当たり前なんだけど、塗りたては唇のシワが気にならない出来栄えになるけど、紅茶を飲んだり、食事したあとは、唇のシワが飲食前よりあるなって感じになる。
16時間塗ったままにしてみたけど、謳い文句の通りだった16時間は落ちなかった。それ以上になってくると厳しい。あとまったく落ちないってわけでもないかも。塗りたての発色ではなくやや落ち着いた感じになるけど、色ははっきり唇に残ってる—みたいな感じ。
肌馴染みのいい色が用意されている
マットリップって変に唇が浮いていまいちだなって感じのイメージだった。でもこれは着けた瞬間こそは、あまりの発色の良さと吸着力の良さに驚いてしまって、Wow!ってなるけど、すぐに「「あれ…いけなくないじゃん…すごい」」って感じになる。以前ならマットリップを試してみると「「これをつけたまま歩き回るなんてやだ!恥かしっ」」って感じになってすぐに拭き取ってたのに、これで町をかっぽしても悪くないんじゃあないか!?、いや、むしろ歩きたい、歩いて、「「どお?私、モードでしょ?」」って感じで、フフンって感じしたい。と思ってしまうほどには肌馴染みがよい色になっている。
ただ私が年齢を重ねてマットリップという大人なメイクが似合うようになっただけの話かもしれないけど。年齢を重ねるなんていやだとか思ってたけど、こういう楽しみが増えるのは案外悪くないなと思った。むしろ嬉しかった。
よれたり滲んだりしない
他の項目でも書いたけど、唇をどんなに動かしても、唇の輪郭や口角が滲んでこないから、塗った当初のモード顔が少なくとも半日は続くっていう。高発色リップでこれはありがたい!
ラインが引きやすい
唇の境目がくっきりするから、描いたところがブレないは大事だ。
スティックタイプのマットリップは試したことあったけどたまにうまく思うような線(カーブとか、ここ少しはみ出て、ここはちょっと内側へとかいう唇のこだわりの線)ができないことがあった。そうするとマットリップは落とすのが大変だし、落とせても口の周りの化粧も落ちたり、赤く滲んだりして、やり直すのが大変だった。
でもこれはチップで、工夫されたチップなのか、塗りやすかった。口角の細いところや、唇の中央あたりの山や谷、広角と山の間のゆるやかなカーブ。これらが描きやすかった。これはありがたかった。
よくなかった点
チープな甘い香り
付録とかについてたシールに「擦るとクッキーの香りがするよ」とかあったのがある。そのクッキーの香りとされる香料の匂いがする。その体験がなかったとしても、結構主張する香りだから、これが嫌と感じる人いると思う。
べたつき方が納豆食べたあとみたいになる
カサつかないように潤い成分が入っているからなんだと思うし、リップクリームだってグロスだってベタつくものだけど、そのベタつき方が納豆食べたあとみたいに唇が上下にひっついて、「ぅんまっ」って感じで唇が離れる感じが…ちょっとやかも。
歯につく
唇を閉じたままうまいこと塗らないと、歯についてついて仕方がなくなる。頑張って舌で取ろうとするんだけど、結構落ちにくくて、落ちてもちょっとした表情の変化でまたついてるってことになる。これは塗る時に唇を閉じてうまいこと塗れば防げたけど、それでも、あれ?よくみるとちょっとついてるッ >< って感じになってたりした。修行が必要だ。
つまり塗る時に気を使うし、塗ったあとも歯についてないかな?と気を使わされるリップだ。あまり話さない日や、表情を変えない日とかならいいかもしれないけど。
マットリップってどれもこういうものだということなら、マットリップをどうしてもしてすごしたい気分なら、我慢できるかもしれないけど。
“乾くまでの間、手や洋服、持ち物に色がつかないよう、ご注意ください”なこと
“乾くまでの間、手や洋服、持ち物に色がつかないよう、ご注意ください”って書いてあるんだけど、それってついたら落ちないよ・落ちにくいよってことだと思う。
けどさ、朝とか支度する時にこれを慎重に塗る時間、塗った後に2〜3分他へ着かないように配慮する時間ってめんどくさいと思う。メイクしてる最中もしたあともまったりしてすごせるような状況ならいいけど、みんな忙しくない?私はヘマすると思う。これを慎重に塗って、乾くのを待つ時間分、寝てたいじゃん? 寝てて起きてさっとヘアメイクして、さっとコーディネイト決めてさっと出かけたいじゃん?そうしないように慎重に動いている間に、「「あ!ついちゃった!」」みたいになる—これってマニキュア塗った時と似てると思う。((え?なんで?つかないようにしてたはずなのに、動かしてないのに、なんで?なんでついてるの?))みたいな。
それになる可能性があるっていうのが、ちょっとネックかな。今のところどこにもつけずに済んでるけど。
手がブレて唇の外にハミ出たときも、落ちにくいからやり直しが大変になる。それを考えるとなーっていう。
良い点と良くない点両方
いつものメイク落としで落ちる時と落ちにくいときもある
最初試したときはいつものメイク落とし(ソフティモ 薬用クレンジングウォッシュ ホワイト)で、じわーっと泡を塗ってしばらく時間を置いてから部分落としてして、それから改めて顔全体を洗ってってしたら落ちたんだけど、2回目は重ね塗りしすぎたのかなーぜんぜん落ちなくて大変だった。お風呂あがったあとに唇だけゴシゴシして落とした(オイルタイプ切らしてて)。
カップにすごくつくときと、さほどつかない時とある
リップがカップにつくのって萎えるよねー。食事する前にティッシュでオフするんだけど、それでもなんかつくよねー。これも汚くつくほうかなーって感じがした。でもよく考えたら汚くつかないリップなんてあるか?って思わなくもない。
ティッシュで「んまっ」ってしてオフしたつもりでも鏡を見ると綺麗に色は残ってるから、すごいなと思う。
食事の時のリップの悩みって、着かないようにオフしたい、するのに、するから、食事中は口紅が若干禿げた状態になることよね。禿げた状態にしないためにオフせずにここは食べる!と決断するときもあるけどね。潤い系のリップならそれでよれてきたり、若干取れてきたりしても、食事のオイル分の潤いとかでなんとなくごまかせ・・ごまかせているかなと思えるけど、マットリップとか唇のフチをくっきりさせるメイクの場合は、これがごまかせない。ちょっと薄くなれば、まだらになった唇カラーが、オエ!?どうしたの!?みたいな感じになる。さっきまでのクールなモードの顔はどこいったの!?みたいな、ピエロな顔になるからやってられねーぜ、べらぼうめいとなる。
でもこの「メイベリン ニューヨーク MAYBELLINE NEW YORK SPステイ マットインク」は、その禿げたり、薄くなったりしてまだらになったり、唇の輪郭がよれてざんない感じになったりしないから、そこがすごいと思うし、そういった点で頼りになるなと思う。(まったく気をつけないでガツガツ食べるとまだらに禿げるかもしれないけど。)
そうか、つまり歯につかないようにするには、「んまんまティッシュオフ」を念入りにするといいのかも。それをすると普通の口紅だと落ちちゃうけど、これだと落ちない訳だから。でも上記したようにティッシュオフすると塗りたての光沢=もといい“唇のシワなし感”が、“あり感”になっちゃうからなー。
試してみた色の感想メモ
130 SELF-STARTER コーラル系
モデル使用色っていうのをまずは試してみた。
これは確かに肌馴染みがいいのにモードな感じになる。
117 GROUND BREAKER レッド系
上記の横にあったのの方が赤じゃない?って思って、せっかくだからもっと高発色なのを試してみたいと塗ってみたら、ぎょっとする感じになった。これは私には浮いた感じになってダメだった。目が覚めるような赤だけど、上記の130の方が同じ高発色な赤でもいい感じになった。
115 FOUNDER ベリー系
ベリー系は今だけの限定色ということで秋冬感のあるベリー系統も試してみた。
赤に見えるけどベリー系なんだね?と思ったけど、そういえばベリー=イチゴって赤だなって今思った。ベリー系=ピンクって思ってた。
これはいい感じだった!秋冬の深みのあるコクのあるメイクしたいなって時にもってこいだなって感じだった。意外にも似合ったので嬉しかった。
*確かこれだったと思う。120番かも。今度行った時確かめてみる。
40 BELIEVER ベリー系
限定色ということで、前回試したボルドーな秋冬な色がいい感じだったから、これも試してみた。でもこれはダメだった。老けた感じになった。いやアイシャドウを水色系にしていってたからかも。でも他の色は水色系でも似合ったんだ。むしろ水色のアイシャドウがあまりにも出番ないから、なんとか使えないものかなーって工夫するためにリップ探してたところもある。それが上記の似合った2本ならいい感じにしてくれてた。でもこれは、うーん‥。
15 LOVER ローズ系
老けて見えた。
80 RULER ローズ系
少しセクシー。印象的な口元になる。ただ言い方を変えると少し老けるかも。大人っぽくなるとも言える。
*また他の色を試してみたらここにメモ書きしていこうと思う。
まとめ
予算に余裕があれば買っていいと思う。かなり楽しい。
今までこういう感じの発色いいヨレにくいマットリップって、デパコスじゃないと手に入らないものだったように思う。そもそもここまで流行る機会もなかった。マットリップは、モード誌に載る高級ブランドの、モデルが広告でつけるような、してみたいけど浮世離れしてしまうし流行りもしてないし高いし、手に入れたところで使いこなせる気がしない代物だった。
それがこの「メイベリン SPステイ マットインク」のマットリップは、ヨレないし、つけたあとすごしてても、唇の境がいつの間にかヨレてはみ出した感じになったりしないし、乾燥もしない、お手頃なお値段で買えるっていうんだから、コスメを楽しみたい場合は手に入れて損のない品だなと思った。私がコスメフリークだったら絶対手に入れて、毎日のメイクの印象変えに役立ててた。
この1本で、赤リップとかこれまでもけっこう高発色のリップをしてきた・したことあると思ってたのに、まったく印象が違う出来栄えになった。モードでカッコオシャレな、そしてそれがおもしろくて楽しい感じだ。まるでブランドモデルになったような楽しさがある。いつものメイク(他のパーツがいつものメイクでも、冴えない出来栄えになってても)が見違えるような感じになった。それってなかなかのアイテムだと思う。
ただ今保留にしてるのは、他へご予算を使いたい予定があるから(笑)
これなきゃ生きてけないって感じのアイテムじゃぁないからね。オペラのリップは常に1本はなきゃ困るけど、これはなくても困らないって感じ。そういう訳。あったら楽しみが増えるんだろうけどねー。あとこれからの季節、喉の乾燥を防ぐためにマスクつけることが増えるから、マスクに口紅がついて、それが唇の外側につくってことになると困るから。
結論
メイクで遊ぶアイテムとしてはとても優秀。楽しめる。
普段使いとして投入したいという場合は、よく考えてから。
優雅にリップを塗っている時間があるのか、歯に着かない配慮ができるか、歯についてるか時々鏡でチェックできる環境下にあるか、モードでクールな表情をあまり変えないけれど人前ですごすという日々があるのか?下手すると家で楽しむだけになってしまう。そういうのにお金かけるなら他のもの買いたいなーっていう。
でもめっちゃモードな顔になれるから楽しいよ。素人な顔が、素人なメイクが、途端にモード雑誌のモデルみたいに!ああ、楽しいね。
公式サイトでは自分の写真をアップして色が合うか試せるらしい▼
*わかりにくいけど、“TRY IT ON”の横のアイコンを押したらそれが出てきた。
そんな感じかなー。