*これは下書きに入れたまま眠っていた記事なので、現在は状況が変わっている部分もあります。
*書いていて2つに記事を分けようと思ってとりあえず下書きにしていたので、後半から話の流れでちょっと違うテーマみたいになっていますけどご了承ください。
誤情報出回ってる説ある
どうも。普段は技術的なことを書かないブログなんですけど、いやいやいや、やべーじゃんと思ったことがあったので書くことにしました。
というのも、SONYのビデオカメラを使っているんですけど、その撮影記録方式に「XAVC S HD」と「AVCHD」という2種類から選ぶことができまして、買った当初や、ひさしぶりに使うっていうときに、どちらがいいんだったかなーと思って都度説明書を読むんですけど、結局どちらがいいの?という感じになり、ネットとかでわかりやすく解説している記事を探したりして、結論を得たりすることもあったんですけど、“「XAVC S HD」と「AVCHD」の28Mbpsの最高画質を比べても違いは殆ど分からないので余程の理由がない限り記録方式は「AVCHD」で良い。”と分かりやすく、言い切って書いている記事というかブログがありまして、なるほど、そうかと思ってそれで撮影していたんのですが、どうもスマートフォンで撮影した画質の方がいい感じなんじゃね?という感じがしていまして、「XAVC S HD」で設定して撮影していたのを、先日「AVCHD」に切り替えて撮影してみたら、明確に、あからさまに、まごうことなく、どっからどう見ても、「AVCHD」の方が画質がよかった上に、撮影できる時間もそちらの方が長くできるとカメラに表示されたので、このブログにまとめておこうかなと思いました。
これに気づいたもう一つにきっかけに、YouTubeでガジェット好きで有名な人気のある方が、これだったらスマホと画質かわらないなー、機動性を考えるとスマホの方がいいなーというようなことを言っていて、その動画のコメント欄に、SONYのカメラはMP4で保存する画質は得意ではなく、MTS(AVCHD形式で撮影記録された際に生成されるファイル)の方が綺麗だから、そちらの設定にどうやらしてないようだ、それにしたら明らかに画質が違うのにという趣旨が書かれてあるのを見かけて、おや?それってわたくしのカメラの設定にも言えることなんじゃ?と思ったのもあったんです。
つまりなにが言いたいかというと、こうした2件ものガジェット好きの方の記事や動画で、SONYのビデオカメラの画質や設定について誤解があり、それを参考にされている方が無数にいるというわけなので、そうじゃないかもよということを、自分の忘備録としても、書いておかなきゃなって思ったわけなんです。
買ったばかりの時は試し撮りとかして、どちらの記録方式がいいなとか思っても、時が経ったり、パソコンや編集環境が変わったりすると、どっちがいいのかなっていうのが、うやむやになっちゃって。
特に自分はMacを使っているので、MTSなんて特殊な、いや、SONYが開発した規格の拡張子のファイルなんて、Macで扱い可能性があるかもという懸念があるわけなんです。経験からしてAppleとSONYは相入れない戦略をとっているな、両方ともそれぞれで顧客を囲い込みしようとする戦略とってるなって感じで、自社の機器やソフトじゃないと使えないってことが往々にしてありましたから、そんな頭の痛いことに悩まされたくないなってわけで、MTSの拡張子のファイルを生成する「AVCHD」にするのは慎重になってたんですけど、今のMac(少なくともmacOS 10.14.6以降)では、そんな心配もなく、MTSファイルでもクイックルックで再生できますし、iMovieに取り込んで60フレームでMTSの時の画質と音質にかなり近い状態のmp4で書き出すことができたので、“「XAVC S HD」と「AVCHD」の28Mbpsの最高画質を比べても違いは殆ど分からないので余程の理由がない限り記録方式は「AVCHD」で良い”なんてことはなくて、むしろ「AVCHD」の撮影記録方式の方がいいってわけなんです。
しかも、PCヘ取り込む時に「SONY PlayMemories Home」が自動でmp4ファイルも生成してくれるんですけど、そのmp4では明らかに画質も音質も劣化してしまうので、もし撮ったまま無編集でアップしたいという場合でも、iMovieでMTSをMP4にした方がいいくらいです。
SONYのビデオカメラ使ってるのに、なんでMac使ってるんだよって感じですけど、自分でもそう思うことありますけど、どちらもとてもいいところや、好きなところがあるからなんです。だから仲よくしてくれると助かるんだけどなー。
〜下記のメモは何のメモか謎〜
*カメラで実際に記録形式を切り替えてみて、表示された記録できる時間をメモしてみたんだと思う。
「XAVC S HD」 1時間22分
「AVCHD」 -60i「最高画質」でも「高画質」でも3時間12分、
-60pは2時間42分
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どちらの記録方式がいいか選択する際のポイント
・DVDやBlu-rayディスクに書き出すか?
DVDやBlu-rayディスクに書き出す場合は下記リンク先を参照すればどれを選ぶのがいいか話は早い。
動画の画質と設定 | 使いかた | デジタルビデオカメラ ハンディカム | サポート・お問い合わせ | ソニー
・編集ソフトが対応しているか?
「AVCHD」方式で記録した場合に生成される.MTSファイルは、macOS 10.14.6以降で、iMovie10.1.13では読み込むことができ、60フレームで書き出すことができる。拡張子はmp4になるが、元データである.MTSにほぼ近い画質と音質にで書き出せる。
「XAVC S HD」方式で記録した場合に生成される.MP4ファイルも、もちろんiMovieで読み込め、編集、書き出しできるが、撮影した時点で「AVCHD」方式の方が明らかに画質も音質も綺麗にくっきりしたものである。
古いiMovieでは.MTSは取り扱えない可能性があるので、その場合は実際に試してみる必要がある。(すごく昔だと.mov形式のファイルしか取り扱えなかったくらいだ。)
・ネットにアップするか?どう保存するか?
上記ではDVDやBlu-rayディスクに書き出すなら、どの形式で撮影するか選ぶのに話は早いと書いたが、昨今、DVDやBlu-rayディスクに動画を保存する人っているのだろうか?
私は保存しない。なぜならそうした光学ディスク媒体の寿命や傷つきやすさや、そこからくる昨今の業界の流れからいって、光学ディスク媒体を読み込む機器や書き込む機器は、かつてVHSは衰退したように、なくなっていく一途をたどっているし、その理由である寿命が短い点に関して、私もどうやらそのようだと感じているからである。
ではどこに保存するかというと、外付けHDやネット上(クラウド、YouTube、Instagram等々)である。
動画を撮る多くの人が、動画を撮る理由はネットにアップする為という人の方が多いのではないだろうか?割合的にはスマホで撮影する人が多く、ビデオカメラやデジタルカメラで動画を撮影する人の方が少ないかもしれないが、それでもそうした人たちをひっくるめても、工学ディスク媒体に保存する人は減ってきていると思う。
スマホだけでなくデジタルビデオカメラやデジタルカメラでも、NGテイク、NGシーンは撮影しやすくなった。なぜなら以前は、記録容量がとても限られていたから。上書きして撮り直すにしても、部分部分を削除するにしてもワンクリック、ツークリックであっという間にできるものではなかったから。そうした手間や物理的なことを考えると、なるべく撮影の段階から、無駄のないものを撮影していくのが理想的だった。
でも今はスマホやデジタルビデオカメラ、デジタルカメラの本体の容量も、miniSDというとても小さく、光学ディスクや磁気テープ、フィルムテープ媒体より圧倒的に劣化や消失の確率が低い媒体の容量はとても大きくなり、とても気軽に撮影することができるようになった。そして“撮影者”は増え、“撮影する”ということが数十年前よりも、もっともっと日常的に、生活に溶け込んだものになった。
そして昨今の“撮影者”の悩みは、膨大に膨れ上がった・膨れ上がっていっているデータをどのように保存していくかになった。
撮影しっぱなしでほおっておいている人もいるが、先日、Googleがこれまで高画質での写真のアップなら無制限で無料で使えるとしてきたGoogleフォトのサービスを、2021年6月からは、容量制限を設けて、それ以上の容量を超える場合は有料とすることを発表した。
ともすると、ならば動画だけでもYouTubeにアップしておけばいいかななんて考えるけれど、よく考えると無料で動画なんてデータの重いものを無料で制限なしにアップできている方が不思議な話なのだ。いつかは物理的に無理がくる。そしてその前になんらかのなにか制限が来るだろう。Instagramもそうだ。毎日毎秒世界中から膨大な量の写真と動画がアップされている。
そうしたネットサービスはいつ終わりがくるかわからない。Instagramを個人のアルバムがわりに使っていたとしても、突然もしくは前もってお知らせがあったとしても削除されて、これまで通りに使えなくなる日がきてもおかしくないのだ。そういう事例はこれまでもいくらでもあった。
現代的な答えは撮って出しをなるべくしていくということだ。撮影したらすぐに編集してアップ。