Miyaの書斎

読書や映画や使ったもの感想を中心にまったりモフモフ書く。

Macで外付けHDDの中身を検索できない時の対処法メモ【Spotlightで外付けハードディスク内を捜索できないとき解決を試みた忘備録】

*操作方法について書いている部分がありますが、これを参考に操作した結果による損害や被害については一切責任を負いかねます。

どんなことが起こったか

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

名探偵コナン(@conan.official)がシェアした投稿 -

・古い外付けHDD(ハードディスク)からMacへデータをおろしてきて、新しい外付けHDDへそのデータを入れた。
=新しい外付けHDDの容量を大量に使った。

・FInderでその新しい外付けHDDに間違いなく存在しているファイル名やフォルダ名を検索したが、まったく検索結果が表示されない。
=そもそも存在していないファイルかもしれないので、間違いなく存在しているファイル名をコピーして検索バーにペーストしてみた。

・検索する先をその新しい外付けHDD内だけに限定しても、検索対象のファイルやフォルダが入っているフォルダ内だけに限定しても、検索結果に表示されない。
=外付けHDDは検索結果が正常に出るものであっても、検索結果を得るまでに時間がかかることがあるので、捜索する先を限定してあげると早く見つかることがある。それを試した。

・いろいろなファイル名を試したけど、検索結果がなにもでない。
=1文字ならたくさん検索結果が出る、2文字も出る、3文字目まで行くと全くでない。

・外付けHDDにフォーマット形式はexFATで、検索結果が正常に得られる古い外付けHDDの方のフォーマット形式はMS-DOS(FAT)で、両方ともフォーマットはMac機で行ったものである。
exFATに関しては、検索に時間がかかるという記述を、フォーマット形式をどれにするか決める際に、デメリットとして見かけたことがある。MS-DOS(FAT)はexFatと同じ系列と認識しているけど、違うのだろうか?MS-DOS(FAT)でできることはexFatでもできると思っていたのだが—

→調べてみたら

exFATとFATという2つの形式が利用できるが、これらの使い分けは実はあまり深く考える必要はない。FATとNTFSのように大きく機能が違うわけではないからだ。基本的には容量が32GB以下ならFAT(FAT32)、それより大きければexFATを選択すればよいが、単独のファイルが4GBを超える可能性がある場合(ビデオデータなどを記録する場合)は、32GB以下でもexFATにするとよいだろう。”

とある。

下記の参考サイトでは違いに関する細かい表も載っている。
参考サイト:FATとexFATの違い
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1307/29/news117.html

*もし、ファイルフォーマットがFATやexFAT以外の場合は、そもそもMacで対応してないフォーマット形式の可能性もあるので、その点を確認してみてほしい。

やってみた対処法

検索機能のSpotlightがうまく動作していない可能性:公式のヘルプには

Spotlightをインデックスしなおすという方法がAppleの公式サイトにあったのでそれを試した。


参考サイト:Mac で Spotlight のインデックスを再作成する方法 - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT201716

 

これをしても直らない。
という人が私以外にもそこそこいるようなのでこの記事を書いてみてみることにした。

 

それで不可視フォルダを表示してみると「.Spotlight-V100」というSpotlightのインデックスを格納するフォルダがあった。

WindowsMacと両方使いはじめたころ、MacUSBメモリを使ってから、Windowsで同USBメモリを開くと、この謎ファイルがあって、なんだこれ?と思ったことがあったのを思い出した。その時調べてわかった情報が正しいか調べ直すと間違いなかった。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1487771389

 

*下記の方法は個人的に思いついた方法なので、行う際は自己責任でお願いします。

それで、このフォルダ内自体が壊れているのでは?と思い「.Spotlight-V100」フォルダを一度削除して、再作成させてみることにした。「.Spotlight-V100」ファイルは上記の参考ページの回答にあるように削除しても問題はないものとされている。そして削除してもMacに繋げれば、また作成されるものと。だから試してみることにした。
「.Spotlight-V100」フォルダを削除し、外付けHDDを一度取り外し、コンセントから抜いたのち、またコンセントに挿して、Macに繋げてみた。予想通り「.Spotlight-V100」が再制作された。


これをしても直らない、直らないように見えた

直らないように見えるだけで、実はインデックスをつくるのにとても時間がかかっているだけのこともあるようだ。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

名探偵コナン(@conan.official)がシェアした投稿 -

 

*下記の検証は「.Spotlight-V100」を再作成をしたあとに行ったので、もしかしたら「.Spotlight-V100」を再作成しなくても得られる結果かもしれない。

右上のSpotlightで存在しているフォルダ名をコピペして検索してみたところ「索引を作成中」と出て進捗バーみたいなのが出た。Finderの検索バーではなく画面右上にある虫眼鏡のアイコンから探すと、この表示が出る点がポイント。
下記の参考サイトの「4」のキャプチャのような感じで表示された。
参考サイト:https://www.too.com/support/faq/mac/22458.html

 

インデックスを作るのには「膨大な時間と容量を要する」という証拠を見つけた

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

名探偵コナン(@conan.official)がシェアした投稿 -

すぐに検索結果が得られる古い外付けの隠しフォルダ「.Spotlight-V100」は1.39GBもあるのに対して、新しい外付けの同隠しフォルダはまだ1MBしかない。古い外付けHDからデータをコピーして入れたのだから、「.Spotlight-V100」は同じくらいの容量を持っていておかしくないのだ。(丸っとデータを隠しファイルごとコピーしたのではなく、ある程度まとまった上位の階層のフォルダごと一度iMacに下ろして、それを新しい外付けHDDへコピーという作業をした。と書いたところで思ったんだけど、隠しフォルダごとコピーだったらどうなってたんだろう?ちなみに一度iMacへ下ろしてから外付けHDDヘコピーまたは移動させたのは、その方が早くて安全だからだ。詳しいことは検索すればすぐ出るので気になった方は検索して調べてみてほしい。)
インデックスしはじめて、すべてを網羅してデータ化されるまで検索結果は得られないということだろう。

画面の右上のSpotlightで古い外付けにも、新しい外付けにも存在しているファイル名を入れたら、最初は、「索引を作成中」の表示と、古い外付けの方にしかないという結果表示だったが、そのままにして1時間する頃には、新しい外付けの方にも存在しているという検索結果が得られた。けれどまだ「索引を作成中」の表示はある。
それで、検索結果が得られたファイルが入っているフォルダ名をSpotlightにコピペしてみたら、また新しい外付けHDDの方は検索結果として得られなかった。
つまり先に検索結果が得られたあたりはインデックスできたけど、すべてをインデックス化できたわけではないから、完全な検索結果はまだ得られない状態ということなのだろう。

Appleのユーザー同士で書き込むApple公式のQ&Aのサイトでは下記のような回答がある

“全ファイルをサーチして文章を読み込み、索引を作成(単語に分解して各単語がどのファイルのどの位置に記録されているかを調べる)しなきゃならんので、時間がかかるよ。1日とか。”

参考ページ:https://discussionsjapan.apple.com/thread/10163055

これは4つの外付けHDDに対しての回答なので、1つの外付けHDDに対してはもうちょっと時間がかからないはず—と思いたいところだけれど、そういえば古い方の外付けHDDを使い始めた当初も、検索結果が得られるまでに時間がかかったような気がする。それが使っているうちにうまく検索結果が得られるようになっていって気にならなくなった—という流れがあったような気がする。
気がするので、このまま使い続けて問題ないとは言い切れないが、1日待ってみるもの手ではある。

それでも検索結果がうまく得られないようであれば、新しい外付けHDDをフォーマットしなおして、またデータを入れ直しという形になる。。。

結果

インデックスが終わったようだ。2.1TBの使用容量に対して、2時間かかった。2時間て。

Windows10では6分で探してくれたのに。(その点詳しくは下記に書いている。)

検索する単語を変えていくつか検索してみたが、今度は「索引を作成中」は出ずに、すぐに場所を出してくれた。
けれど不安ではある。さっきは単語を変えて検索したら、「索引を作成中」がまた出たのだから、もしかしたら未だ「索引を作成中」の可能性はなくはないのでは?と思うのである。一抹の不安。

けれど、「.Spotlight-V100」フォルダの中のファイルやフォルダを見ていくと、「変更日」が1時間前以降は更新されていない。これまでそれを見る度に変更日が更新されていたけど、もうかれこれ1時間も更新されていないということは、やはりもうインデックスはすっかり終わったと見ていいのではないか?と思ってみたりなんかして、よしとすることにした。

 

不可視フォルダをMacで表示させる方法は、検索すればすぐに出るので各自調べて欲しい。
とか書いたのに参考サイトのリンクを載せてしまう

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

名探偵コナン(@conan.official)がシェアした投稿 -

MacのOSのバージョンによってはショートカットキーで表示・非表示を切り替えられるが、以前のOSとなるとターミナルを起動してコードを打つことになる。(打つといっても自分で打つのは間違いたら大惨事になる可能性があるので、ターミナルで切り替えるやり方を紹介しているサイトからコードをコピーしてそのままペーストするのがいい。)

ショートカットで表示する方法参考サイト:
https://pc-karuma.net/mac-shotcut-key-show-hidden-files/

ターミナルで表示する方法参考サイト:
http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/system-hints/how-to-show-hidden-file-or-folder-of-macos.html

→ターミナルで表示する方法はこれを参考にして10年近くやってきた。F5キーで表示されるDashboardにスティッキーズという付箋がある。これに非表示、表示のコードをそれぞれ一式コピペしておき、そこから必要な時に都度コピペして非表示・表示を切り替えていた。

現在はOSがバージョンアップしてショートカットでできるということを、そういえばそうだったとこれを書いて思い出した。

けれど、Windows10ではエクスプローラー(フォルダを開いた状態のあれ。あれをエクスプローラーと呼ぶというのを知らないユーザーは結構多い。フォルダってみんな呼ぶよね。分かるわぁ。)の上にごちゃごちゃといろいろ機能があるけど、そこからチェックボタンをクリックするだけで一発で不可視フォルダの表示・非表示を切り替えられるようになっていたもんだから、私はおったまげたわぁ。Windowsは以前からエクスプローラー(フォルダ)のプロパティから非表示・表示を切り替えられて、Macみたいに一歩間違えばシステムを壊しかねないような、“ターミナルでコードを打ち込む”—なんてことしなくていい設計だったけど、より表示・非表示がしやすい場所に来ていたのには、ほぉっと思った。

 

不可視フォルダ・不可視ファイルって、そもそもパソコンに疎い人は触らない方がいいから、隠してあるデータなのだ。そんな簡単にアクセスできるようにしちゃったのは、やっぱり表示・非表示をするユーザーがそれだけ多かったということなんだろうかなーと思ったり、察するわけである。

 

話は少し逸れるけど、エクスプローラーがあんなにゴテゴテになっていたことについては閉口したよ。そういうところがMacの方がいいなぁって思うゆえんなんだよ。いろいろ機能を盛り込みすぎだろ。盛り込んでもいいけど細かく機能名も載せてるし、どこかに収納してもいいだろ。

まぁ、Windowsは老若男女幅広く使うから、AppleとかGoogleみたいに、初見ではなにがどうなっているのか?なにをどうしたらどうなってしまうのか?まるでなにもない砂漠にほおりだされたような気分です。—みたいな作りにしてしまうと、迷ってしまうユーザーが多く出てしまうのだろうなぁとは思う。だからあんな作りに・・・・

 

Windows10の方が最初の検索結果を出すのが早い

Windows10のノートパソコンで上記の新しい外付けHDDを、上記と同じファイル名、フォルダ名で検索してみたところ、2.1TB記憶している中から約6分ほどで見つけ出すことができた。
検索中も、進捗具合が全体でどれくらい進んだかバーで表示されてわかりやすかった。

iMacの方はFinderで検索中には「“(検索中の単語が入る)”を検索」と表示されるだけで、その表示は検索が終わっても変わらない。だからまだ探し中なのか、捜索は終わって間違いなく検索結果に出た表示だけしかないのか不安に思うことがある。
画面の右上の虫メガネのアイコンから検索すると進捗の度合いを示すバーが表示されるが、右上の検索バーからでは場所を限定して(例えば、外付けHDD内のみを検索するといった具合に)はできない。Finderの右上にある検索バーからなら場所を指定して検索をかけることができるし、場所を限定した方が早く捜索が終わるから、おおよその場所がわかっているときは場所を指定したいものなのだが、検索が終わったのかが分からないのはとても不便である。
また上記のとおりインデックスができてない状態では、検索結果を得るのにとても時間がかかる。

しかし、インデックスができあがるとWindowsよりMacの方が検索結果を得るのが早くなる。
試しに古い外付けHDD=Windows10でもMacでも長いこと使ってきて、検索結果を問題なく得られてきた外付けHDDを、Windows10とMacとで先と同じファイル名、フォルダ名で検索させてみたところ、Windows10は2分、Macは単語を入れた瞬間に表示させて見せてくれた。すごい。これがSpotlightが先にインデックスを作成しておき、隠しフォルダとして場所を記憶しておくために1GB近くもこっそり使っているゆえんである。

Windows10は1度検索して結果を得たことがあっても、再度検索すると、また1から捜索がはじまり、その時間は1度目をとほぼ変わらない。

 

使っている外付けについてのレビューも近いうちに書くかもしれない。

 

パソコン使ってると、突如として事件、起こるよね…。

 外付けHDDの取り外しに失敗してアクセスできなくなって解決させたのも、ついこの間の話さ…ハハ