Miyaの書斎

読書や映画や使ったもの感想を中心にまったりモフモフ書く。

デール・カーネギーの『人を動かす』は、なぜ分厚いのか〜ざっくりまとめると〜

 

この題名と表紙に著者が載っているせいで読まずにいたけどかなり前に自分を変えたいと思って読んだ。

 

ところどころ首を傾げたくなる点もあれど、これまで読んできたNLPや恋愛の本に載っていたことと共通のことを述べてることがいくつかあった。

特に、

  • 共感すること
  • 常に相手の話をすること(相手にフォーカスすること)

という点だった。

結果、人はだれでも自分によいフォーカスがあたるといいなと思っているということが分かった。

これはマズローも言ってる通り、人間の欲求の最終項目であり、なかなか実現されにくいとする自己顕示欲というものであった。(そのことになぜ気づかなかったのだろうか。)

これが非常に大切であり、これを満たしてあげることで相手は私を、重要な人と無意識にもとらえてくれるのだ。なかなか解消されない欲を満たしてくれるからだ。

このことについて、この『人を動かす』では冒頭の方に書いてある。

 

人間の欲求がなにかを知り、また、個々の欲求がなにかを知り、それを満たしてあげることで相手はこちらの欲求も満たしてあげたくなるというわけだ。

この本では、とにかく辛抱することを訴えている。そのために偉大な有名人や身近な知人などのエピソードをこれでもかというくらいに載せている。

これはアメリカの本にはよくあることで、例やエピソードなしには語れないのかというほど、ひどくすると見せつけか自慢のようなほど、うんざりするほど載せるのが慣習なのだろう。エピソードをうんざりするほど載せなきゃアメリカの読者は納得してくれないのだろうか。

この本のエピソードのは充分と思う110%くらいである。ところどころ、もういいよと思うが、描き方のせいか、なるほどなぁと思ったり、勇気をもらえたり、決心させてくれるのだ。つまり、ちょうどいいを少し越えた量だ。

 

人を動かすのに、ところどころ重複しているところがある。

これは項目を用途別でわけたりしたからかもしれないが、とどのつまり、上記に書いたようなことがポイントで、あとは実際にあったエピソードや言い回しの違いでここまで分厚い本になっている。