Miyaの書斎

読書や映画や使ったもの感想を中心にまったりモフモフ書く。

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』〜オープニングが素晴らしい〜

 ・一時期、一番好きな映画としてあげていた。
(今は『ピンク・パンサー』や『ジョニー・イングリッシュ』が一番好きな映画だ。)

・また観てもいい作品。Blu-rayを買おうかなと思ったくらいだから、何回か見返したいと思ったんだろうけど、オープニングがとにかく素晴らしいからというだけの理由だった気もするので、ネットとか観る程度がいいかなと思う。借りるほどではない気持ちに今はなっている。ペテン師の話だしね。

・オープニングがとても印象的で、ナイスアイディア。

・全編を駆け抜けていく感じ。

・このまま出し抜いたり、逃げたりして、最後すんなり捕まったりするのかなとか思ったけど、終盤にリアルに接近戦的逃亡合戦が繰り広げられるのが、アニメ『ルパンⅢ世』のルパンと銭形警部のやり取りを見ているような感じがして、微笑ましいというか、楽しかった。

・あっけなく終わるのかと思いきや、その終盤にドラマチック的シーンがあるので詐欺師の逃亡劇という薄っぺらい内容にうまく厚みを持たせている。

・大ペテンがこんなにもうまくいくものなのか!?というかなり大胆不敵な話。でも概ね実話を元にされているから尚更驚きが作中絶えない。

・出来がいいので長いことBlu-rayを買うか買わないか迷っている作品だったが、詐欺師の話にそんなお金出すのもなって思ったのと、内容のどこが具体的にすごくよかったのか忘れたのもあって、買わないとなった。

・日本の映画『クヒオ大佐』を見たときに、この映画と似たような話だなと思った。

調べてみると、それぞれ別の人物だった。クヒオ大佐は日本人で実際の人物の真相は定かではなくその後も詐欺を繰り返しているらしいという歯切れの悪いことになっているが、キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのモデルとなって人物はWikipediaで名前と経歴がはっきりとあり、その後は詐欺の経験を生かして、詐欺被害を防ぐコンサルタントという合法な仕事を自ら銀行に売り込むことで勝ち取っている。出所後からすぐにメディアに出てマジックの種明しをするエキスパートとして登場したりといったように、人生をリカバリーしている。この点が日本の“一度つまづいたら社会復帰できない”という点と“アメリカンドリーム”との違いかなと感じた。