Miyaの書斎

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ダイソーとダイオ化成を比較:網戸の張り替え用の網とゴムチューブ—100円ショップの網と押さえゴムに違いはあるのか?【DIY】

網戸を張り替えたので、その時の比較メモ。

網戸の網やその押さえゴムはダイオ化成というメーカーのが国内最大手っぽいというか、それしかないのかもしれない。買おうと思って、ネットショップや近くのホームセンターを調べてみたけど、それしか取り扱いがなかった。

家にダイオ化成の網と押さえゴムの余りがあったので、1枚目はそれで張り替えたけど、それ以上張り替えるほどは残っていないことに気づき、そうえいば100均でも網とゴムチューブ(押さえゴム・押さえコードなど名称にバラつきがある。)が売っていたなと思い比べてみた。

ダイソーとダイオ化成の網の違い

品質に違いがあった

家にあったダイオ化成の切れ端を持って行って、見比べたけど、違いはないように見えたので(糸の太さとかも同じで、色もまぁ同じかなって感じ。)、ダイソーのを買ってみた。
でも、張り替えてみると、糸がかたよっている部分(糸と糸の間の隙間が均等じゃない部分)があったり、糸の色にムラがあるのか、線が走っているように見える部分があったりした。張り替えた後にそれは気づいた。巻いてある状態では気づかなかったが、広げると分かった。

ダイソーの網戸の網。濃淡の色むらがあるのかシマシマになっている部分がある。

ダイソーの網戸の網。糸に濃淡の色むらがありシマシマしている。

既に張り替え済みだったダイオ化成ので張り替えた網戸の方と見比べてみたけど、やっぱり、ダイオ化成の方はそういう部分はなかった。極部分的にだけ、糸が寄っている部分があったけど、私が触ってそうなってしまった可能性もある感じではあった。色が濃淡になっているところはなかった。
ダイソーのは全体的に糸が偏っている部分が中心のあたりにあったりして、これじゃ、窓を開けるたびに気になってしまうなと思った。でもレースのカーテンをすれば分からなくなる程度なので、景色を楽しむ窓とか、レースのカーテンがついてない窓とかじゃなければ、お値段が安いという点を重要視したい場合はダイソーのもありではある。

他に違いは、耳の部分の処理が同じ仕方ではあるものの、ダイソーの方が白い糸が4本線で使われていて、耳の幅がダイソーの方が0.5mm程広かった(下の写真参照)。
その点を店頭で気づいたけど、耳は最終的に切断する部分なので、網戸の張り替えに使う場合はどちらでもいい点ではある。

左がダイオ化成、右がダイソーの網戸の網。耳の幅が違う。

左がダイオ化成、右がダイソーの網戸の網。耳の幅が少し違う。

その0.5mm分、有効面積(耳の内側の面積)が狭いのかな?と思って比べてみたけど、そういう訳でもないようだ。耳はどちらも上下にのみついていて、横は切りっぱなしでロール状に巻かれて売られている。布生地と同じような感じだなと思った。
*耳は売られている時は上下についているが、網戸のサイズによっては耳が左右にくるように配置して使う。

その他の違い:原産国・色・材質・サイズ

原産国:

色、材質、サイズ:

色、材質、サイズは同じ。
色は景色の妨げにならないグレイ(灰色)がほしかったのでそちらを購入。他の色は黒がどちらもある。
網戸って昔は緑もあったのに今はグレイと黒しかないみたいでしょんぼり。グリーンの方が植物感を感じるからか気分が上がってよかったのに。

材質はどちらもポリプロピレン
ダイソーだとオンラインショップには材質の記載がないので違ったりするかな?と思ったけど、パッケージの紙の右下に小さく記載があった。手触り的にも同じような感じがするが、弾力が、ダイオ化成の方が少し張りがあるって感じで、ダイソーの方が少し柔らかいかなって感じだ。
また、ダイオ化成の方のパッケージには“耐候性ポリプロピレン”と書いてあり、ダイソーのは耐候性とは書いてないので、もしかしたら日光によくあたる位置の網戸の場合、ダイソーの方が早く劣化がくるかもしれない。

パッケージの紙にはどちらも張り替え方が図付きで印刷されている。
ダイソーの方には英語での解説もある。ダイオ化成の方はうまく張るコツ的なことも書いてあって、私はそちらをみながら張り替えてうまくできた。

サイズはメッシュ20とメッシュ24がどちらにもある。
私は張り替える前と同じの、より、目が細かいメッシュ24にした。
ダイソーでは購入した時点ではメッシュ20は税抜き200円、メッシュ24は300円で、100円均一だけど100円で売っている訳ではなかった。)

虫の侵入を防ぐなら網目の細かさもさることながら、網と戸の重なるところに隙間があるなら下記のようなふわふわが付いている隙間テープをつけるのが一番効果的だ。なんか虫が入ってっくるなーと思っていたけど、これをつけたら一切入ってこなくなった。

比べたのはこの網

ダイオ化成 網戸張替用 クラウンネット 24メッシュ 91cmx2 m グレイ

 

▶ DAISO(ダイソー) 網戸替え用防虫網(24メッシュ)91cm×2m(グレー)執筆時価格税抜き300円(税込み330円)

ダイソーとダイオ化成の押さえゴム(ゴムチューブ)の違い

品質に違いがあった

ダイソーのはダイオ化成のよりゴムが硬かった。
ダイソーへ見に行く前に、既にダイオ化成の網と押さえゴムで1枚張り替えをしてみていて、専用のローラーを使って、溝よりやや太めのサイズのゴムを溝へ入れ込んだけど、力がいるなという感じだったから、弾力性がないと、もっと力を入れて溝へ入れなくてはいけなくなり、大変になってしまうなと思い、ダイオ化成のゴムチューブを買うことにした。

パッケージに“現在お使いのゴムの太さをご確認の上、同じ太さか少し太めをお選びください”と書かれていて、家に余っていたやつはきっと少し太めの方だったんだろうと推測し、ゴムチューブを1つ下のサイズにすることも検討してみたけど、見比べると結構太さに違いがあるので、もし溝から取れやすいような状態になったら面倒だなと思い、前回と同じ太さのゴムチューブにした。
網戸を開けるときに手が当たったりなんかして、その拍子に外れやすくなるということもありえるなと思ったからだ。なぜなら、家の網戸の中で、持ち手近くの網が部分的に浮いて、そのうち外れそうだなというのが1枚あることに気づいて、それで直そうと思ったのが、今回網戸張り替えをしようと思った発端の1つだからだ。いちいち入れ込み直すのは面倒だろうし。

それに人生経験上、ゴム製品って弾力がないと用途的に不都合なことが多かったなって感じの記憶があるので、弾力性のあるダイオ化成の方がいいかなと思った。
きっとその違いがお値段の違ってことなんだろうなと。

値段の違いで悩んだけど

押さえゴムの方が網より、ダイオ化成とダイソーとの差額が大きいんけど、
最近ますます日本の景気がよくないので、日本が景気良くなるといいなー、できるだけ日本産のを買いたいなーふんわりと少し前から思ってて、それを思い出して自分を納得させて買うことができた。微力すぎるけど(笑) 無理しない範囲ながらでもできたらなと思う。

本当に日本の景気よくなるといいなー。

その他の違い:色・原産国・材質

色は灰色と黒のみで、
灰色(グレイ・グレー)はどちらも同じだったと思う。見た目にはどちらでもいいなという感じだったと思う。触って弾力を確かめるまではダイソーのでいいなと思っていたから。
黒(ブロンズ・ブラック)は、ダイオ化成ではブロンズと名付けていていて、Amazonの商品ページのカスタマー Q&Aの、購入した人の回答によると、“焦げ茶色”とか“黒に近いグレーに見える”とか“黒です、ブロンズではありません”とか“ブロンズです”とか“”ミルクチョコレートの色に近いと思います“と書かれている。ダイソーのはブラックと表記されていて見かけた限りでは黒そのもののように思う。

  • ダイオ化成は日本産、PVC=ポリ塩化ビニル
  • ダイソーは中国産、塩化ビニル樹脂

ポリ塩化ビニルと塩化ビニル樹脂の違いとは?

“モノマーである塩化ビニル(クロロエチレン)を、繰り返し結合したものをポリ塩化ビニルと呼びます。”

“一般的に呼ばれている「塩ビ」は塩化ビニルではなく、ポリ塩化ビニルを指しているケースが多いので注意が必要です。”
参考サイト:塩ビ(ポリ塩化ビニル・PVC)とは?特徴・長所と短所・用途・加工方法 | mitsuri-articles

“ポリ塩化ビニル(ポリえんかビニル、polyvinyl chloride、PVC)または塩化ビニル樹脂とは汎用プラスチックの一つで一般的に塩化ビニール、塩ビ、ビニールなどと呼ばれています。”

参考サイト:塩ビ(PVC) 特徴/用途 – プラスチックの板・丸棒を必要なサイズにして販売 | カットプラドットコム

ということで、
厳密には違うものの、一般的には同じものを指すらしい。
2番目の参考サイトの説明を読むと、調合する薬品よって硬さを変えられるらしいので、それが弾力性の違いに表れているということと思われる。

比べたのはこの押さえゴム

ダイオ化成 網戸用 網押えゴム
*太さと長さが様々あり、色とサイズ長さを選んで購入できる。

 

▶ DAISO(ダイソー)網戸張り替え用押さえコード (グレー)執筆時価格税抜き100円(税込み110円)
*長さは7mのみで、太さは4.5mmと5.5mm、色はグレーとブラックから選べた。

まとめ

今回買いに行く前に、ネットで口コミとか調べてみたら、同じですよみたいに書かれていたから、網もゴムチューブもダイソーでいいだろうって思っていたし、店頭で見比べても同じに見えた点もあったけど、実際実物を手に取ってみたら、こうして違うところがあり、そこが日本産と中国産、お値段の違いなのかなと思って、ちょっと感動した。

最近では、日本産と中国産とでも、プロデュースが日本なら変わりないなっていうのを多く感じていたから、日本産だから良品質みたいなのはもうなくなっちゃったのかなとか思い始めていた。

それがこうしてちゃんと良品質なんだ!というのを感じられて嬉しかった。
もちろん、日本産だからといって必ずしもそちらの方が良品質という訳でもない品物もある場合もあるし、そういう品を手にしてしょんぼりした経験もあるけど、今回はその逆の体験ができてよかった。

 

そんな感じかなー。