あらゆるジャンルからの解決策がまとまった本
自己啓発とか人間関係とかの本を、まだそんなに読んだことがない人には、おすすめ。
あっちこっちに書かれていることが、まとめノートみたいにぎゅ〜っと詰まっている。
論理的な考え方で解決する方法や、体操で解決する方法や、スピルチュアルな考え方で解決する方法とか、さまざまな方面のものが載っているから、自分にはどれが合うかなぁとか、カタログみたいにして、入り口に使うのもいいと思う。
でも、人間関係の本や自己啓発本を何冊も読んで来た人には、本のタイトルに書いてあるような内容にはちょっと遠いので、おすすめしない。
ほっとするような感じはない
1章目から読み始めたんだけど、目次のタイトルは魅力的なんだけど、
う〜ん…、なんか前もどこかで読んだことあるような、
端的な内容で、疲れて読むのやめちゃった。
それで再開したときに、Amazonのレビューにあった唯一有益なのはぐっどうぃる…と書かれてあったから、その人の章を読んだ。
他の章の人にけんかを売っているような出だしで、他の人が書いてあるような小手先の方法じゃダメだみたいに書いてあって、そんな面もあるかもしれないけど、違う伝え方もあるだろうにとそのスタイルに好きになれない人だなと思った。
この人の本やサイトを読んだことがある。
言っていることは一緒で、こんな風にまとめられるなら、ダラダラとあちこちで出さなくてもいいのにと思った。でもそれが商売ってところかなと思った。
この人の書いてあることも、小手先じゃんと感じた。
自分の価値観は捨てて、相手の価値観に共感し、同調することが相手を思いどおりに動かす方法とあるけど、
相手に共感してばかりの人はうさんくさくなってくるし、
自分の価値観をはっきりとのべる人の方が支持されることだってある。
それに人間関係でうまくいってないなって思っている人は、
自分の価値観と他人の価値観が合わないところが多くて、
自分の価値観を捨て去ることができない—それを大切にすることで精神的に健康でいられる—けれど周りとも、もっと繋がっていたいっていう人だと思うのに、
相手を思いどおりにしたかったら、相手の価値観を見抜いて、見せかけだけでも共感したり従ったりするべきだとくくったところには、非常に残念だと言いざる得ない。
大タイトルである本のタイトル「人間関係で落ち込みやすい人の心がふわっと軽くなる考え方」に沿っていない書き回しだけに、非常に残念だ。
あまり難しいことは考えずに、
自分の価値観も大切にしながら、相手の価値観を受け入れる考え方や、
自分の価値観と他人の価値観をバランスよく、共存させる方法が載っていてほしかった。
バランスよくできずに、自分の価値観を主張しすぎてしまうところがあるから、悩ましく、自分がバランスよくないってわかっているから、余分苦しくて、リラックスできる書や言葉、考え方を探すのに。
他の人の章もちょこちょこっと読んだけど、
もう知っている内容ばっかりで、
“人間関係に落ち込みやすい人”向けに“心がふわっと軽くなる”という感じではなかった。
言い回しもそうだし、複数の著者でこの内容をするのは無理があったんじゃないかなと思わされた一冊だった。